この歳でDropbox無くしては生きていけない人生を歩むとは思っていなかった。
いままでは、Dropboxフォルダの各種ファイルをローカルでいじっては必要なものをrsyncでネットアップロードしていたのだが、かったるかった。
もっとなんとかならないかとDropboxのAPIを齧ってみたが刃が立たなかった。
しかし、fuseを使ったネットマウントアプリケーションがあるのを先日発見?し、ありがたく使わせてもらっている(こんなにいい感じなのに、あんまりネット評判となっていないのが不思議)。
dbxfs:pythonで書かれたそれはUNIX/LINUXライクなファイルマウントを実現してくれる。
使い方は
How To Mount Dropbox folder locally Using Dbxfs In Linux - OSTechNix
がスマートに解説してくれる。
Dropboxのpgpキーを取得して登録すれば、あとは
dbxfs パス
でマウントされ、アンマウントは、
umount パス
で完了する。
ネット上のサーバーで常時マウントするのはさすがに気持ちが悪いので、使う都度にdbxfsとunmountを繰り返している。ネットワークマウントなので、速度は遅いが、サーバ上の他のディレクトリと同じ感覚で直にファイルをいじれるのでとても重宝している(借りてるVPSサーバの処理速度のほうが、自分のローカルマシンよりも早いしね)。
dbxfsは、Dropbox創業初期から(2008~)のエンジニア、Rian Hunter氏によって書かた。ソースは今も更新されている。
同氏はネット露出が極めて少なく、現在もDropboxに所属しているかはわからない。MIT卒業なので(今でもMIT同窓生のメールアドレスを使っている)、Dropboxの2大巨頭繋がりで同社に入ったものと思われる。
ところで、dbxfsはGitHubで公開されていたが、今夏GitHubが引き起こしたというか、あちゃぁやっちまったなー的な「GitHubCopilot」問題に抗議して、ソースを引き上げ(というかGitHubを使うのをやめ)、ソースは自サイト公開となった。
https://thelig.ht/abandoning-github/
その佇まいは「正しい」ハッカー・ギーク的なものであって、同氏のサイトも古き良きインターネット時代のページのようにクールである。