(1)条件
・消費電力2WのLEDが3つある。12V規格なので3個合計500mA/hの電流消費。丸型。
・複数スイッチ付きパネルでオンオフしたい。
多分こんなやつ。
・できれば調光したい(LEDについている調光器は100V入力前提のものでつかえない)。
・電源をどうするかが悩み。
(2)電源を除く構成
・3個LEDからは、それぞれ細い配線が2本ずつ出ていて、終端でメスプラグで結線されている。
車でこれだと、振動などで断線・ショートも十分考えられるので、ここはLEDの根本からぶった切って、なるべくLEDに近いところでそれなりにしっかりした四芯ケーブル(GND=マイナス一つと、3個分のプラス線が3本)で結線しなおし、ケーブル終端にプラグ(メス)をつける。プラグは電流的にはDINプラグで十分です。
・新たに小さなパネルを作り、プラグコネクタ、調光回路、調光用ボリューム(3個)を配置。
・調光不要ならほんとに小さなプラグ用パネルを作る(マリン用パネル・ボードのシガーソケットの部分なくしてもいいのであれば、そこにプラグコネクタをつける)。
・そのパネルと上のマリン用パネルボード(機能満載だなあ)を結線。
・マリン用パネルボードの入力線(裏側に配線)には、蓄電池につなぐためのプラグをつけておく。着脱容易であることが必須。
(3)電源解決法1(電池を家で充電、車持込み)
・独立した鉛蓄電池を購入し、そこから独自に配線。
・電池は着脱を可能にして、家の蓄電池充電器でしこしこ充電する。充電したのを車内にもちこみパネルボードプラグに差し込む。なので充電器とパネルボードのプラグ形状は一緒であることが必須。
・充電器は探すと山程あるので3000円程度のものを一つ。
(4)電源解決法2(車から電源をとり、昇圧して充電)
・車内で、車のバッテリーから電源をとり充電したいということであれば、次のパターンでしょうか。
一番カンタンそうなのは、シガープラグから12Vをとるというものですが、これは推奨しません。車のバッテリー上がりリスクがあるのでACC電源から電線を引き回すのが基本。となるとそこらへんのパネルをあけてACC配線の確認をする必要があります。
ACC電源が確保できれば、線をひき、12Vー>13.7V昇圧DCDCコンバータにつなぎ(充電に必要な電圧)ー>充電回路ー>蓄電池、のパターン。コンバータ回路と充電回路を入れるボックスを作ればいい。
コンバーターは悩ましいが、とりあえずこれがよさげ。
充電回路は自作で十分(ゼロ円)。
普段は解決法1でやっておき、緊急避難用にこのボックスを準備しておくというのが吉かもしれないですね。
(5)電池の大きさ
YUASAよりはLONGの方が安いのでこっちで探すとこんな感じになる。
7.2A/hバッテリーで151x65x94、5A/hで101x70x90。これはお好みです。5Aでも7,8時間はLED3個つけっぱなしでOKだと思う。ただパネルにUSB端子がついているのでスマホ充電などもここでやろうかなあ的な誘惑に負けるかもしれないのであれば、7.2Aの方がよろしいかと。
(6)まとめ
どこに電池をおき(側面に設置場所をつくってさらにベルトで固定など)、どこにパネルを備え付けるかが鍵だと思いますが、いずれにせよ、
・配線材(4芯ケーブル、単線・二線ケーブル、圧着端子)
・プラグ、コネクタ類
・蓄電池:3000円程度
・充電器:3000円程度
が必要となります。
車内からも電源をとるということであれば、それにプラス、コンバータと充電回路ですかね。
(7)補足
シガープラグー>(ダウンコンバーター?をかませる?)5Vバッテリーー>アップコンバーター(12V)というYoutubeのアイデアですが、ちょっと魔改造すぎます・・・。(a)バッテリー上がりを考慮されていない、(b)12Vを5Vに落として、それを更に12Vに上げるというのは電気効率が悪い。(c)スマホ用の5Vバッテリーなどは容量が大きくても3Aもないので、それを12VにあげてLED点灯するとなると電池のもちがわるいです。(※個人的には、出所不明のリチウム電池を12V経由で充電して、さらにアップコンバーターをかませるというのは、発火もあるし、LEDが壊れたりするかもしれないので、怖いのでやりません・・やるなら保護回路を更につけて、テストしてからになりますが・・)。
(8)補足2
マリン用パネルについているヒューズ容量が気になります。おそらくかなり大容量のヒューズがついていると思われますが、このLED点灯程度でしたら0.3A程度のヒューズでないとヒューズの意味がなくなるので(でないと、LEDがショートしたとき、ヒューズが飛ばずにその前にLEDが焼けて発火とか、線が焼け焦げるとか)、別途ヒューズを入れるほうがよさそうです。